リサーチ事業
こどもたちの「声」から、
未来の支援をつくる

まなざしラボ
こどもや若者の声から、
これからの支援を考えるリサーチ活動

社会的養護の現場と、そこから巣立つ若者たちの「今」に耳を傾けることで、より質の高い支援の実現を目指す取り組みです。
私たちの支援事業が実際に「誰に、どのように」届いているのかを可視化し、行政が行うマクロな統計では捉えきれない、個別の困りごとに表れる社会課題を丁寧にすくい上げていきます。
社会的養護に直接関わる人だけでなく、より広い立場の方々へ、現場の実情や課題を伝えるとともに、これまで十分に共有されてこなかった支援者側の悩みや課題にも目を向けながら、一人ひとりにまなざしを向け、次の取り組みへとつなげていきます。
支援の「成果」だけでなく、「足りていないところ」に光を当てることを目的にしています。


目的
こども・若者の支援ニーズの実態把握と、今後の事業設計への反映
対象
① 施設職員 関連団体 ② 社会的養護下の中高生 ③ 卒業後の若者
手法
紙アンケート、オンラインフォーム
*オンラインアンケート(準備中)

取り組む社会課題
見えにくい困りごとが確かにある
親と離れて暮らす様々な背景をもつこどもたちが、希望を持って自分らしい一歩を踏み出せるように。「まなざしラボ」は、次のような社会課題を解決するための取り組みとして実施しています。
大きな調査からは一人ひとりの困りごとが見えづらい
行政などによる大規模調査は全体像を把握するうえで重要ですが、一人ひとりが抱える生活・進路などの細かな困りごとまでは捉えきれない場合があります。社会的養護の経験は背景やタイミングによって大きく異なり、平均値では見えにくい課題も少なくありません。個別の声を丁寧に拾い上げることが、効果的な支援につながります。
外から見えにくい社会的養護の実態
社会的養護の現場や、巣立ち前後の暮らしの実態は外から見えにくく、支援の成果や意義が社会に十分に伝わっていません。そのため、こどもや若者の努力、支援者の実践が評価されにくく、継続的な支援や共感の広がりにつながりにくい現状があります。当事者の声や実状が共有されにくいことが、社会での理解不足を生んでいます。
支援の担い手の課題が可視化されていない
支援者は、日々の支援に追われる中で、支援中の悩みや工夫を安心して可視化・共有し、振り返る場を持ちにくい状況にあります。制度や人員の制約から支援が属人的になりやすく、経験や知見が十分に蓄積・共有されにくいことも課題です。その結果、支援の質や継続性に個人差が生まれやすく、現場に負担が集中しがちになっています。